第9回定期をYouTubeで④高貴なる葡萄酒を讃えて
第9回定期での演奏動画紹介も、今回で4回目。
本日は、メインプログラムとして演奏しました、ゴフ・リチャーズによる金管10重奏の名作『高貴なる葡萄酒を讃えて』をお届けします。
パンフレットに載せた曲目紹介と共に、どうぞお楽しみください。
ゴフ・リチャーズ(1944-2011)は、イングランド南西部に位置するコーンウォール地方出身の作曲家です。作品のジャンルはポップスからクラシックまで幅広く、特に金管バンドや金管アンサンブルのための膨大な作品群は、今日に至るまで世界中の演奏団体に取り上げられています。また、作・編曲だけでなく、自らをリーダーとするビッグバンドを組み、シンガー&ピアニストとして活躍するなど、多彩な活動を展開しました。
1995年に発表されたこの曲は、タイトルが示す通り、葡萄が原料のそれぞれ異なる5種類のお酒をテーマとした組曲です。各楽章とも、親しみやすく美しいメロディで満たされており、随所に表れるユーモラスな響きも聴きどころのひとつですが、さて、本日はご来場のみなさまを気持ち良く酔わせる事ができるでしょうか。
1.シャンパン
(フランス・シャンパーニュ産 発泡ワイン)
お祝い事の席でよく飲まれるシャンパン。日本では発泡ワインの総称のように扱われる事がありますが、本来はシャンパーニュ産にのみ許された呼び名です。口当たりよく、飲みやすい印象があるものの、実際のアルコール度数は11%~12%と結構高く、うっかり飲みすぎには注意ですね。
ところで石田さん、ワインはよく飲まれますか?
『京都に住んでいるからには日本酒でしょう。乾杯条例もありますから。』
https://youtu.be/5MjG_tMxZt8
2.シャブリ
(フランス・ブルゴーニュ産 白ワイン)
キリッと辛口の白ワイン、シャブリ。世界で最も有名な白ワインといっても過言ではなく、辛口と言っても、フルーティでライトなものから、濃厚かつヴォリューム感のあるものまで、幅広い種類と個性がある事が人気の衰えない理由かもしれませんね。この第2楽章では、もの憂げな雰囲気に包まれながら、トランペットとトロンボーンが、ソロをうっとりと聴かせます。
さて、古市さん、お味はいかがでしょう?
『おいしいんだけど…もっと強いお酒じゃないと、もの足りないわ。ちょっと!テキーラ持ってきて!』
https://youtu.be/_9idID5p3HU
3.キャンティ
(イタリア・トスカーナ産 赤ワイン)
イタリア中央部に位置するトスカーナのキャンティ地方でつくられる、イタリア赤ワインの代表格といえるキャンティ。大量生産で手軽に味わえる低価格なイメージが広く浸透していますが、実際にはDOCG(統制保証付原産地呼称ワイン)という認定を受けるほど、高い品質を有しているのです。第3楽章は、そのイタリアの伝統的な舞曲『タランテラ(3/8または6/8拍子のテンポの速い曲)』で書かれており、快活で若々しい曲想に仕上がっています。
おや、西川さんが何か言いたそうです…。
『最近はおいしいカクテルが色々なお店で飲めますよね~、うれしいです♡』
https://youtu.be/JWfQv_8_IZs
4.ホック
(ドイツ・ラインガウ産 白ワイン)
テューバがソロで活躍する第4楽章。最初から最後まで吹きっぱなし(飲みっぱなし)なのは、『テューバ奏者=呑兵衛』という図式が世界共通認識という事の表れでしょうか。調子づいてさんざん呑んだくれ、挙句に最後は酩酊状態で千鳥足。『もう二度と、こんなになるまで呑むものか!』と反省するも束の間、翌晩にはまた同じ繰り返しでございます。
では、由良くんより一言……だ、大丈夫ですか?
『ぼくはもっぱら焼酎派ですアハハ…グビッ。』
https://youtu.be/h7y69JfIX28
5.フンダドール~そしてシャンパンをもう1本
(スペイン・アンダルシア産 シェリー・ブランデー)
最後は、ワインではなくシェリー・ブランデー。リチャーズが『特に好みの飲み物というわけではないが、音楽の構成上スペインの生き生きしたムードが欲しい』という事で曲のラインナップに加えたそうです。もう1本抜かれるシャンパンにもご注目ください。
それでは最後、宇野さんにビシっと締めてもらいましょう。どうぞ!
『演奏したあとは、やっぱりビールが最高ね♪』
https://youtu.be/tG-297CvJtM
……どうやら、選曲を間違えました。
Tuba 由良

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本日は、メインプログラムとして演奏しました、ゴフ・リチャーズによる金管10重奏の名作『高貴なる葡萄酒を讃えて』をお届けします。
パンフレットに載せた曲目紹介と共に、どうぞお楽しみください。
ゴフ・リチャーズ(1944-2011)は、イングランド南西部に位置するコーンウォール地方出身の作曲家です。作品のジャンルはポップスからクラシックまで幅広く、特に金管バンドや金管アンサンブルのための膨大な作品群は、今日に至るまで世界中の演奏団体に取り上げられています。また、作・編曲だけでなく、自らをリーダーとするビッグバンドを組み、シンガー&ピアニストとして活躍するなど、多彩な活動を展開しました。
1995年に発表されたこの曲は、タイトルが示す通り、葡萄が原料のそれぞれ異なる5種類のお酒をテーマとした組曲です。各楽章とも、親しみやすく美しいメロディで満たされており、随所に表れるユーモラスな響きも聴きどころのひとつですが、さて、本日はご来場のみなさまを気持ち良く酔わせる事ができるでしょうか。
1.シャンパン
(フランス・シャンパーニュ産 発泡ワイン)
お祝い事の席でよく飲まれるシャンパン。日本では発泡ワインの総称のように扱われる事がありますが、本来はシャンパーニュ産にのみ許された呼び名です。口当たりよく、飲みやすい印象があるものの、実際のアルコール度数は11%~12%と結構高く、うっかり飲みすぎには注意ですね。
ところで石田さん、ワインはよく飲まれますか?
『京都に住んでいるからには日本酒でしょう。乾杯条例もありますから。』
https://youtu.be/5MjG_tMxZt8
2.シャブリ
(フランス・ブルゴーニュ産 白ワイン)
キリッと辛口の白ワイン、シャブリ。世界で最も有名な白ワインといっても過言ではなく、辛口と言っても、フルーティでライトなものから、濃厚かつヴォリューム感のあるものまで、幅広い種類と個性がある事が人気の衰えない理由かもしれませんね。この第2楽章では、もの憂げな雰囲気に包まれながら、トランペットとトロンボーンが、ソロをうっとりと聴かせます。
さて、古市さん、お味はいかがでしょう?
『おいしいんだけど…もっと強いお酒じゃないと、もの足りないわ。ちょっと!テキーラ持ってきて!』
https://youtu.be/_9idID5p3HU
3.キャンティ
(イタリア・トスカーナ産 赤ワイン)
イタリア中央部に位置するトスカーナのキャンティ地方でつくられる、イタリア赤ワインの代表格といえるキャンティ。大量生産で手軽に味わえる低価格なイメージが広く浸透していますが、実際にはDOCG(統制保証付原産地呼称ワイン)という認定を受けるほど、高い品質を有しているのです。第3楽章は、そのイタリアの伝統的な舞曲『タランテラ(3/8または6/8拍子のテンポの速い曲)』で書かれており、快活で若々しい曲想に仕上がっています。
おや、西川さんが何か言いたそうです…。
『最近はおいしいカクテルが色々なお店で飲めますよね~、うれしいです♡』
https://youtu.be/JWfQv_8_IZs
4.ホック
(ドイツ・ラインガウ産 白ワイン)
テューバがソロで活躍する第4楽章。最初から最後まで吹きっぱなし(飲みっぱなし)なのは、『テューバ奏者=呑兵衛』という図式が世界共通認識という事の表れでしょうか。調子づいてさんざん呑んだくれ、挙句に最後は酩酊状態で千鳥足。『もう二度と、こんなになるまで呑むものか!』と反省するも束の間、翌晩にはまた同じ繰り返しでございます。
では、由良くんより一言……だ、大丈夫ですか?
『ぼくはもっぱら焼酎派ですアハハ…グビッ。』
https://youtu.be/h7y69JfIX28
5.フンダドール~そしてシャンパンをもう1本
(スペイン・アンダルシア産 シェリー・ブランデー)
最後は、ワインではなくシェリー・ブランデー。リチャーズが『特に好みの飲み物というわけではないが、音楽の構成上スペインの生き生きしたムードが欲しい』という事で曲のラインナップに加えたそうです。もう1本抜かれるシャンパンにもご注目ください。
それでは最後、宇野さんにビシっと締めてもらいましょう。どうぞ!
『演奏したあとは、やっぱりビールが最高ね♪』
https://youtu.be/tG-297CvJtM
……どうやら、選曲を間違えました。
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