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Brass Ensemble Saturday / ブラス・アンサンブル・サタデー

Brass Ensemble Saturday / ブラス・アンサンブル・サタデー

ユーフォニアム担当の石田です。観てきた映画の感想です。

映画「僕だけがいない街」公式サイト

めっちゃ良かった!!すごく感動しました~!!私の「今年の邦画NO.1」になるかもしれない作品です。

原作はコミックで、アニメ化もされて現在、毎週放映中の作品の実写化です。私もアニメはずっと観ていて、ストーリーに引き込まれて毎回楽しみに観てきました。

なので私はストーリーを知っているのですが、それでも楽しめました(逆にストーリーを知っているからこそ、すんなり映画の世界に入れたのかもしれませんが)。

アニメが先にある作品はアニメのイメージがあるので、実写化はイマイチという場合もあるのですが、今回はそうではありませんでした。逆に私にとってはアニメよりもこの実写のほうが良かったと感じました(特に原作やアニメ版にこだわりがわけでもないので)。

ネタバレを含むので、以下の感想は下の方に書きます。





















映画が始まってタイトルまでの短いシーン(アバン)を観ただけで、引き込まれてしまった。

藤原竜也と有村架純の演技も良かったし、子役の二人(中川翼、鈴木梨央)の演技も素晴らしかった(雛月加代の口癖「バカなの?」はアニメの声にそっくりだった)。

石田ゆり子が老けたお母さん役で出てきたのにはけっこうショックだったし、藤原竜也とそう年が離れてないのでは?と感じた(有村架純のセリフ「お母さん、若く見えますねぇ。お姉さんかと思いました」は観客の心情を代弁していた)。でもその後、悟の幼少期での若いお母さんが出てきてようやく安心した。やっぱ石田ゆり子はこうでなきゃ。

私はコミックの方は読んでないのだけど、アニメ版からは時間的なことと実写化に伴ってのストーリーやシーンの省略・改変があった。でも、映画としてこの時間で収めるには内容的にもこれが限界だろうし、テーマも明快化しなければならなかったと思う。でも、原作どおりにやるよりも退屈せずスピード感があって、これでよかったと思った。

アニメのほうが虐待シーンや殺人シーンなどどぎつい表現があり、暗い感じが強い(実は私はそこが苦手だった)。その点、実写版のほうがマイルドになって暗さが弱められおり、それに替えて主人公の正義感や前向きなところが強調されていたのではないか。

感動して何度も涙が流れた。アニメ版よりもテーマがはっきり出ていたと思うし、メッセージ性が前面に出ていたのがよかったと思う。

時間が巻き戻る系の映画は近年のハリウッド映画にいくつもあって、そう珍しくないのだろうけど、日本映画でもここまで面白く作れるのには感心した。たぶんアニメ化と同時に実写化が決まったんじゃないかと思うけど(アニメに出てきたいくつかのシーンは実写での映像にそっくりだったので、実写映像を基にアニメにしたのでは、と思うほど)、これは原作のストーリーが相当優れているんだろうと思わせる。

公開から3日目の休日の午後に観に行ったのだけど、大きな劇場(MOVIX京都の第3シアター:365人収容)に3割くらいの入りだった。若い女性やカップル客が多かったように思うけど、もっと多くの人に観てもらってもいい、満足度の高い作品だと思った。

というわけで、私としては文句なし100点を付けます!!


今日のまとめ

「僕だけがいない街」実写版はいい!
オススメ。


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