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Brass Ensemble Saturday / ブラス・アンサンブル・サタデー

Brass Ensemble Saturday / ブラス・アンサンブル・サタデー

0107.jpg 牛島

早いもので、もう既に2016年も10日が過ぎてしまいましたが…、新年あけましておめでとうございます。
2015年はBESにとって、益々活動の幅を広げる事ができ、皆さまの前で演奏させていただく機会も今までで一番多い1年となりました。

自主演奏会やイベント参加など、合計9回の本番に出演し、ブラスアンサンブルの定番である『ロンドンの小景』や『ゴスペル・ホール』をはじめ、『オルガン・ソナタ第2番(メンデルスゾーン)』や『二重合唱曲(シューマン)』といったクラシック作品の名アレンジにじっくりと取り組んだほか、『妖怪ウォッチ』『東京ブギウギ』『演歌メドレー』『カーペンターズメドレー』『となりのトトロ』など、有名な曲・親しみやすい曲もたくさん演奏できました。

また、2015年最後となる近衛金管アンサンブルさんとのジョイントコンサートでは、大入り満席(ご来場者数およそ330名)という、アマチュアのブラスアンサンブル団体としては驚異的な集客を達成する事でき、まさに充実の1年でした。

しかしその一方で、2015年10月18日(日)、BESのトランペット奏者であり、親友である牛島正春くんの急逝は、大変ショックな出来事で、僕自身は未だにその事実を事実として受け止めきれていないというのが正直なところです。

僕と同い年で、彼は早生まれなので、まだ31歳でした。
僕らは大学時代にサークルで出会い、以来卒業までの4年間5年間、同じ釜の飯を食う仲間として切磋琢磨してきました。
そして在学中にこのBrass Ensemble Saturdayを一緒につくり、卒業前に1回目となる自主演奏会を開催。
この時のメイン曲は『ゴスペル・ホール』で、僕たちにとって思い出深い曲であり、以来、何度かこの曲はBESで演奏する事になります。
(図らずも、先日のジョイントコンサートのメイン曲でもありました)

卒業後は、牛島くんが出身地である関東に戻り、お互い仕事もあって次の演奏会(第2回定期)を開催したのは2年後でしたが、その時に彼は仕事が忙しく、参加する事ができませんでした。
そして更に1年後の第3回定期では、楽器ブランクもあり裏方スタッフとして参加。
その1年後の第4回定期は、やはりまた仕事が多忙との事で参加できず、翌年第5回定期は、再度裏方スタッフとして参加します。
そしてこの時、『BESに復帰したい』と本人から申し出があり、東京⇔京都の往復で練習参加・本番出演という活動が決まったのでした。

2012年5月に復帰してから、3年半。
基本的に、上半期は活動に参加し、下半期はお休みするという形で続けてきた中で、いつも真摯に練習に励んでいた姿がBESメンバー全員の記憶に残っている事と思います。
京都に泊まりがけで来た際(毎月1~2回)は必ず我が家に泊まり、夜は酒を飲みながら音楽話やバカ話をし、朝昼は一緒にうちで合わせ練習をしたものでした。
それこそ友人というよりも、兄弟のようでさえあり、お互いにとってとても大切な存在だったと、しみじみ感じます。
僕の長男が誕生したのは2012年7月なので、生まれてからいつも長男の面倒も見てくれて、すっかり懐いていたため、未だに長男は「うっしーさんに会いたい」とよく漏らします。
僕もまた会って、楽しかったあの日々・あの時間を取り戻したい…、牛島くんが亡くなってまだ3ヶ月足らずではありますが、毎日そんな事を考えている自分がいます。
現実は頭でわかっていても、気持ちの整理が付かないというか付けたくないというか、それでも前を向いて少しずつ進んでゆかなければ、と思います。

ちなみに、10/22(木)のお通夜と10/23(金)の告別式には、僕たち夫婦含めBESメンバーも参列し、仕事や留学中・休団中の為やむなく参列できないメンバーの気持ちは弔電に込めて送りました。

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この度は、正春くんことうっしーの悲報に接し、ブラス・アンサンブル・サタデーのメンバー一同深い悲しみに襲われております。
また、ご両親・ご兄弟のご心情、いかばかりかとお察しし、心よりお悔やみ申し上げます。
いつも元気で明るいうっしーの姿ばかりが目に浮かび、いまだに信じられません。

トランペットの練習に打ち込む、ひたむきな情熱。
気遣いと優しさに溢れた、少年のような笑顔。
モノマネや冗談で場を和ませる、ひょうきんさ。
全てが、私たちの中で生き続けます。

うっしー、また一緒に演奏しましょう。
うっしーの安らかなるご冥福をお祈りしています。
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両日とも本当にたくさんの方が参列されており、牛島くんがどれほどの人から好かれ、そして愛されていたのか、彼の人望・人徳を感じた次第です。
楽器も仕事も、これから益々楽しくなってゆくというタイミングで不慮の事故によりこの世から去る事は、牛島くんにとってただ無念だとは思いますが、大勢の方からの温かいお見送りで、きっと安らかに逝けたのではないかなと思います。

BESのお客様の中にも牛島くんファンは居て、第8回定期演奏会では、『牛島さんの書くブログ記事が好きだから』と演奏会へ足を運んでくださった方もありました。
8月の単身インドネシア旅行を記した『インドネシア日記』には、彼が肌で感じた貴重な体験の数々が綴られていますので、是非ご覧いただければ嬉しいです。

最後に、僕の好きな三谷幸喜氏が親友である伊藤俊人氏に対して読んだ弔辞の中から拝借して…。
人は二度死ぬと言います。
一度目は肉体的な死、二度目は友人が語らなくなる死です。
そういう意味で、先ほどの弔電の通り、牛島くんの事はずっと僕たちBESメンバーも語り続け、生き続けます。
牛島くんが天国から見守ってくれている中、2016年、Brass Ensemble Saturdayは、活動10年目に入りました。
自主公演は9月10日(土)に開催予定の第9回定期演奏会のみとし、イベントや依頼演奏へ積極的に参加して参りますので、みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

Tuba 由良
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