国際化対応研修~異文化理解を疑似体験~
本日は、大学の国際化対応研修を受けてきました。
内容としては、以下のとおりです。
1 国際センター事務室の課長による講演
2 国際センター所属教員による講義(体験学習あり)
3 ジョージタウン大学へ語学研修に行ってきた職員による報告会
特に、2の講義では、異文化理解に関する体験学習をしました。
まず、受講生がA文化を持つグループ(5人)と、Z文化を持つグループ(15~16人)に別れます。そして少数派のA文化の人たちが多数派のZ文化の人たちの中に入って、異文化体験をするというものでした。僕は、A文化の役をやりました。
A文化の人たちは、以下のルールを守ります。※Z文化の人たちには教えてはいけません。
・ため口でフレンドリーに話しかける。
・誰とでも友達になる。
教室の外に一時的に出させられたA文化の人たちは、このルールを頭に叩き込んだ後、この時点ではどんな文化かわからないZ文化の人たちのグループに放り出されます。
僕が、極めてフレンドリーで半ば失礼な感じでZグループの人たちに話しかけると、何故だかわかりませんが、片手を挙げて話す人や、全く無口の人などがいて、どうもコミュニケーションがうまくいきません。何だか品定めをされているようにも感じてしまいます。
結局、Z文化の人たちはどんなルールを守っていたのかというと、こんな感じでした。
・自分と同じか又は自分より大きい人と話すときは、手を挙げなければいけない。
・自分より小さい人と話すときは、手を挙げなくていい。
・相手がそのように振る舞っていないときには、話してはいけない。
◎僕と話してくれなかった人は、僕よりも背が高い人だったのですが、僕が手を挙げて話さなかったから(相手の文化のルール「自分と同じか又は自分より大きい人と話すときは、手を挙げなければいけない」を守らなかったから)、相手も話してくれなかったのでした。
◎僕と話してくれた人は、僕よりも背が同じか低い人で、僕が手を挙げなかったとしても(僕自身相手の文化のルール「自分より小さい人と話すときは、手を挙げなくていい」を守っていることになったから)、相手が手を挙げて話してくれるのでした。
僕たちは、「常識」や「文化規範(上述のルール)」を知らず知らずのうちに持っています。相手の文化規範を知らないと、誤解が生じ、仕舞いには負の感情も抱きかねません。外国人留学生と接するときなどは特に、コミュニケーションで誤解が生じていると感じたら、きちんと補足説明や理由を説明するなど曖昧なことをそのままで放置しないことが大切だと思いました。

(イラストは、今後重要な地域となるASEAN(東南アジア諸国連合)の旗です。)
Tp 牛島
内容としては、以下のとおりです。
1 国際センター事務室の課長による講演
2 国際センター所属教員による講義(体験学習あり)
3 ジョージタウン大学へ語学研修に行ってきた職員による報告会
特に、2の講義では、異文化理解に関する体験学習をしました。
まず、受講生がA文化を持つグループ(5人)と、Z文化を持つグループ(15~16人)に別れます。そして少数派のA文化の人たちが多数派のZ文化の人たちの中に入って、異文化体験をするというものでした。僕は、A文化の役をやりました。
A文化の人たちは、以下のルールを守ります。※Z文化の人たちには教えてはいけません。
・ため口でフレンドリーに話しかける。
・誰とでも友達になる。
教室の外に一時的に出させられたA文化の人たちは、このルールを頭に叩き込んだ後、この時点ではどんな文化かわからないZ文化の人たちのグループに放り出されます。
僕が、極めてフレンドリーで半ば失礼な感じでZグループの人たちに話しかけると、何故だかわかりませんが、片手を挙げて話す人や、全く無口の人などがいて、どうもコミュニケーションがうまくいきません。何だか品定めをされているようにも感じてしまいます。
結局、Z文化の人たちはどんなルールを守っていたのかというと、こんな感じでした。
・自分と同じか又は自分より大きい人と話すときは、手を挙げなければいけない。
・自分より小さい人と話すときは、手を挙げなくていい。
・相手がそのように振る舞っていないときには、話してはいけない。
◎僕と話してくれなかった人は、僕よりも背が高い人だったのですが、僕が手を挙げて話さなかったから(相手の文化のルール「自分と同じか又は自分より大きい人と話すときは、手を挙げなければいけない」を守らなかったから)、相手も話してくれなかったのでした。
◎僕と話してくれた人は、僕よりも背が同じか低い人で、僕が手を挙げなかったとしても(僕自身相手の文化のルール「自分より小さい人と話すときは、手を挙げなくていい」を守っていることになったから)、相手が手を挙げて話してくれるのでした。
僕たちは、「常識」や「文化規範(上述のルール)」を知らず知らずのうちに持っています。相手の文化規範を知らないと、誤解が生じ、仕舞いには負の感情も抱きかねません。外国人留学生と接するときなどは特に、コミュニケーションで誤解が生じていると感じたら、きちんと補足説明や理由を説明するなど曖昧なことをそのままで放置しないことが大切だと思いました。

(イラストは、今後重要な地域となるASEAN(東南アジア諸国連合)の旗です。)
Tp 牛島
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